平成30年度 重


1 研究主題
 

  
       個の力を高め、自分から動き出す児童の育成
    
~学びを楽しみ「分かった」「できた」が実感できる算数科学習~


2 主題設定の理由


 新学習指導要領の総則、教科等の解説において、「育成すべき『資質・能力』の3つの柱」が示された。資質・能力を育成するためには、「主体的・対話的で深い学び」の視点からの学習過程の改善が必要であるとしている。
 また、「基礎的・基本的な知識及び技能の習得」「知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等を育む」「主体的に学習に取り組む態度を養う」「個性を生かし多様な人々との協働を促す教育の充実に努める」ことの実現を図り、児童に生きる力を育むことを目指すとしている。

 こうした動向の背景には、学力に関する各種の調査結果から見える日本の子どもたちの課題がある。それは、学力は国際的に見て成績は上位にあるものの、
(1)判断力や表現力が十分に見に付いていないこと
(2)勉強が好きだと思う子どもが少ない等、学習意欲が必ずしも高くないこと
(3)学校の授業以外の勉強時間が少ない等、学習習慣が十分身に付いていないこと
等の点の他、学力に関連して、自然体験・生活体験等子どもたちの学びを支える体験が不足し、人やものと関わる力が低下している等の課題が明らかになっている。

 それらの課題については、昨年度の本校の学力分析及び加佐校区の学力実態からも共通するところが多々ある。以下に具体的に示す。
 ・自分の考えを筋道立てて説明する力 … (1)
 ・初読の力             … (1)
 ・条件付きで書く力(時間、言葉等) … (1)
 ・簡単に「できた」とせずに、もう一度考え直す力 … (2)
 ・言葉の意味を十分に考えてから、問題を解く力  … (2)
 ・人に頼らず、根気よくやりきろうとする力    … (2)
 ・基礎的事項の定着 … (3)

 平成30年度からは算数科を重点教科として研究する。習得した知識・技能を活用しながら進んでよりよく問題解決する児童を育てたいと考える。本校の児童の課題に向き合い、今求められている力をしっかりと付けていきたい。
 今年度は一年目ということもあり、模索の年となるが、「チーム由良川」で一致団結しながら由良川小学校ならではの「算数スタイル」の確立を目指したい。
 

3 研究の手立て


「研究主題を推進するための研究授業の計画の実施及び、学力向上のための取組の研究」と「日常的な学習活動を充実させるための取組の研究」を推進させるため、二部に分かれて研究を進めていく。


(1)授業研究部 
  ・授業研究会の計画、実施
  ・授業改善の方策
  ・授業展開の研究(習熟の時間の確保)
  ・学力推進(学力分析、学級経営研)

(2)学習充実部
  ・話す、聞く力を育成するためのスピーチ活動
  ・由良川っ子タイムの充実(算数プリント:虫めがねの活用)
  ・ノート指導や掲示物の工夫
  ・由良川ノート(自学)
  ・掲示板の活用
  ・学習規律及び学びを定着させる取組

4 研究を支える取組
(1)朝学習
  ・毎朝8:30~8:40の10分間、実施する。
  ・全校で朝読書に取り組み、言語能力を高める。
(2)家庭学習
  
・加佐中学校区で統一された「家庭学習の手引」の活用
    ・家庭読書の推進(毎月23日)