平成29年度 重


1 平成29年度研究主題
 

  
             自分から動き出す児童の育成
      ~国語科を通して学びへの信頼感を育む~


2 研究主題設定の理由


 本校では、開校より「地域から学び、地域で育つ学校づくり」を推進し、特色ある教育の創造を目指して研究に取り組んできた。「加佐地区の教育創造計画」における教育理念を地域に根ざす教育と連動させながら、以下の3点を柱として研究を行ってきた。

(1)自ら学習のめあてや学習計画を立てて学ぶ力を身に付けさせ、基礎基本の定着を図ること
(2)自分の考えをもって授業に臨む児童を育成すること
(3)保・小・中連携による学習指導の充実を図ること

 平成26
年度から国語科を重点教科として研究し、説明的な文章の指導を中心に読解力や伝え合う力の育成を図ってきた。

成果として、児童一人一人がまず自分なりの考えを持って話すことができるようになってきた。さらに、相手の考えと自分の考えを比べながら聞き、自分の気づいたことを話し合うことができる児童の姿も増えた。しかし、互いの考えを伝え合う中で思考を深めたり考えを広げたりすることができる学習にはまだ至っていない。自らが知っている情報や経験と結びつけながら、深く思考できる力を今後も高めさせていきたい。また、自ら目標を持ち課題に粘り強く取り組む力や学びを活用する力についても弱さが見られる。学習の基盤となる語彙力についても今後ますます高めていきたい。

 そのような力を高めていくためには、以下のような学習が大切である。
 まず、児童自身が自分に身に付いた力を確かに実感することができる学習、『学びへの信頼感』のある学習である。そのためには、ねらいを明確にした授業の中で、まず自らでしっかり考えること、そして仲間との対話を通して思考し、深めていける学習が大切であると考える。このような学習を通して学んだ力を活用し、表現していくことで自分の『学びに対する信頼感』が高まる。そのような学びに対する実感がさらなる学習への意欲を高め、『自分から動き出す児童』の主体性を育んでいけるだろう。これらの実現のためには、学習の土台となる身の周りの事象や触れた言葉から気付く豊かな感性を育てていくこと、また思考を深めたり表現したりする下支えとなる言葉の力を育んでいくことが重要である。
 このような学習の実現を目指し、今年度も国語科を重点教科に据えて研究を深めていく。
 

3 研究方針

(1)学びへの信頼感を育む国語科の授業研究
   ・児童にどのような力を身に付けさせるのかを明確にした単元構想
   ・学んだことが言語活動に結び付く単元計画・授業計画
   ・仲間との対話を通して思考が深まる授業の構想

(2)学習基盤となる学習環境づくりについての研究
   ・児童の確かな学力を向上させ、主体的な学びを促進させる指導
   ・言葉を大切にし、互いの考えを伝え合える集団作り
   ・豊かな感性、気付き、多面的なものの見方を育む指導や学習環境作り

4 研究の手立て

「研究主題を推進するための研究授業の計画の実施及び、学力向上のための取組の研究」と「日常的な学習活動を充実させるための取組の研究」を推進させるため、二部に分かれて研究を進めていくこととする。

(1) 授業研究部 

ア 国語科説明的文章の指導研究

(ア) 授業研究会の計画実施

   〈授業研究会の流れ〉

グループ研(低学年グループ・高学年グループ)→事前研→授業→事後研

(イ) 校内研究会の計画実施

 

イ 学力推進

(ア) 京都府学力診断テスト、全国学力学習状況調査、学力調査等の実施、分析及び授業改善
  
(イ) 漢字検定、漢字習熟度検証

   (ウ) 補習学習(由良川っ子タイム)

 

ウ 学習規律及び、学びを定着させる取組

(ア) 学習規律や伝え合う力を高める取組の研究・推進

 学習規律や話型に関する掲示物の作成等

(イ) 学級経営について職員間で学び合う場の設定や情報の発信

 

(2) 学習充実部

ア スピーチ活動

 (ア) 日常的なスピーチ活動の促進

 (イ) 全校スピーチ発表会の計画・実施

イ モジュール学習

   (ア) 年間指導計画の作成

   (イ) 実践交流及び効果的な学習の研究(学習成果の分析、モジュール学習研修会)

  ウ 由良川ノート(自学ノート)

   (ア) 家庭学習の手引きの配布等、家庭への呼びかけ

   (イ) 由良川ノート展示会の計画・実施(各学期に1回)

   (ウ) 家庭における自主学習についての研究・推進

  エ 言語環境の整備

   (ア) 言葉への興味関心を広げ、児童の言葉を豊かにする掲示物の作成

   (イ) 辞書の積極的な活用への促し
  オ 読書活動の推進
   (ア) 朝読書の取組
   (イ) 家庭読書の日の取組
   (ウ) 読み聞かせタイムの計画
  カ 先進校視察